ASP(SaaS)サービス利用契約書

様々な形態でサービスが提供されるようになっているASP

ASP(SaaS)サービス利用契約書は、近年様々なシーンで利用されるようになっている契約の形です。
ASPは「アプリケーションサービスプロバイダ」の略で、何らかのシステムもしくはプログラムを提供する会社と、それを利用するユーザーとが契約することになります。

これだけを聞くと、プログラムの使用許諾と同じようなものだとも理解できますが、実際には大きな違いがあります。
このASPでは、プログラムを提供するというよりも、ASPを提供する会社のサーバーなどにアクセス、もしくは経由してそこにあるアプリをオンライン上で使うというのが概念となります。

企業などが会計プログラムを使用したり、何らかの制御システム、販売システムをなどを使う時にこのASPを利用して、システムを動かすケースが多く見られます。
また、個人の場合でも、アフィリエイトサイトに何らかの広告を埋め込んだりするときには、ASPを利用しますので、このASP(SaaS)サービス利用契約書を締結することになります。
こうした事情から、近年非常に使用されることが多くなっている契約書のタイプとなっています。

どんなサービスを提供するか遵守すべきルールは何かを明記する

ASP(SaaS)サービス利用契約書では、まずサービスの提供者が、どんなシステムを提供するかを明記することになります。
そして、そのサービスの内容を細かく説明するとともに、その使用目的を記載して、システムを他の目的のために利用されないように保護することができます。

利用者の側としては、どんなルールを守らなければならないかが明記されることになります。
契約した人だけが使うことができ、第三者に利用させてはならないことや、システムを変えて他の人に配ったりしてはいけないなどのポリシーが課せられることがあります。
さらに、アフィリエイトなどの場合は、細かな広告に関する規則が加わってきますので、いろいろな細かな条項が付け加えられることになります。

様々なケースに備えた条項を加えておく

ASP(SaaS)サービス利用契約書には、いろいろなケースに対応できるように細かく条項を明記しておくことが求められます。
たとえば、メンテナンスのためにサーバーが稼働していない場合の対応や、万が一自然災害などによってサーバがダウンしてしまった場合の、補償の方法などを記載しておきます。

さらに、契約が終了した場合、会社側が持っているデーターや個人情報などをどのように処分するかも明記しておくことで、セキュリティをしっかりとすることができます。
いろいろな事態が起こりえますので、詳細な条項を記載しておくことは身の守りとなります。