広告出演契約書

三者間での契約が一般的な広告出演契約書の作成

タレントがテレビCMやラジオCM、雑誌や新聞の広告などに出演する際には、その都度広告出演契約書を交わすことになります。
シリーズものであったり、いくつかの関連する広告がセットになっている時には、まとめて一つの契約書とすることもあります。

この広告出演契約書は、多くの場合三者間で結ばれます。
広告を出す企業であるクライアントと、タレントが所属している芸能事務所、そして広告代理店の三者です。
具体的に契約の内容を詰めていくのは広告代理店が多くなりますが、芸能事務所が細かな点をチェックして契約内容を作り上げていくことになります。

ものによっても異なりますが、広告出稿は金額が大きくなる傾向がありますので、しっかりと契約内容を詰めておかないとトラブルになることもあります。
また、二者だけでなく三者間の契約となりますので、連絡を密にしてすべての人の間で納得できるような内容にすることも重要です。

広告活動の範囲を明確にする

タレントがなんらかの広告に出演する際には、いろいろな媒体に同時に出ることがあります。
雑誌の広告だけという単体契約であればさほど難しくありませんが、新聞やテレビ、ラジオなど複数の媒体に出て一連の活動を行う場合には、しっかりとその活動内容を明確にしておく必要があります。
その際の肖像権の扱いなどもそれぞれの媒体で明確に決めておくことができます。

そして、広告を出すにあたって、何らかのイベントが開催されるのであれば、そのイベントをどのような形で何回行うのかなども事前に決めておく方が良いでしょう。
広告の反響や商品の売れ行き次第では、プロモーション活動が長引いたり、逆に短縮されたりすることがありますので、あらかじめそのようなケースに対応するための条項を載せておくと、細かなトラブルを起こさずに済みます。

お金に関する内容は細かく記載しておく

広告出演契約書を作成する際には、広告作成に関係するコストについてできるだけ細かく記載しておくことになります。
媒体に載せるための出稿料やタレントへの報酬は当然のこととして、広告のための撮影費や関連する経費を誰がどのような形で負担するかを明確にしておくためです。
タレントの移動費や宿泊代、食事代などの付随するコストもかなりありますので、そのあたりを明確にしておかないと、後々トラブルが生じることがあります。

業界ならではの商習慣というものもありますが、クライアントなどはその商習慣にあまり詳しくないことがありますので、文書に残しておくことで、コミュニケーションの行き違いがなくて済みます。
また、広告出演に関するトラブルや契約違反があった場合の取り扱いなども、この広告出演契約書に記載しておくことで、実際に問題が生じたときにスムーズに手続きできるようになります。