レベニューシェア契約書

共同制作者として交わす契約 レベニューシェア契約書

近年、レベニューシェア契約書というタイプの契約が多くかわされるようになっています。
これは、何らかの著作物を共同で製作する場合に使われる契約書で、お互いの得意とする分野を担当して、完成した制作物から上がる収益を分けるというものです。
クライアントと受注者という関係ではなく、あくまで共同制作者という関係ですので、上下関係でなく協力者としての契約となります。

このレベニューシェア契約書が増えている背景には、ウエブサイトやアプリ、ECサイトの制作が増えていることにあります。
複雑な大きなサイトやアプリを作るには、一つの企業だけでは難しいことがありますので、それぞれの得意分野を生かして、作業を分担することになります。
発注という形ではなく、共同で製作することによって、より融通の利いた作成ができるようになりますので、こうした契約が好まれるようになっています。

そのため、単に2者間だけでなく、いろいろな会社が入り混じって3者間、4者間の契約が取り決められることも珍しくありません。
レベニューシェアでは、報酬というよりも、収益を分割するという概念ですので、ここで決められるのは、収益の分割率をどのくらいするかということになります。

制作費用が発生しないという特徴を持つ

レベニューシェア契約書を交わす際には、共同で一つのサイトやアプリを開発することになりますので、制作費用というものが基本的に発生しません。
それぞれが自分の業務を遂行するだけで、誰かに仕事を発注するわけではないので、制作費用をどこかに支払う必要はなく、自分たちの経費や人件費だけになるからです。
そのため、よりシンプルな契約ができるのがメリットです。

とはいえ、サイトを置くサーバーのためのコストや販売のための決済費用など、ある程度の費用がかかることもあります。
これらの分のみ、分担金を決めておき、それをレベニューシェア契約書の中に記載することになります。
全体としてはそれほど大きな金額とはなりませんので、シンプルな内容で十分です。

収益のどのくらいを分配するかを事前に決める

レベニューシェア契約書でのポイントは、収益のどのくらいの割合を契約者同士で分配するかということになります。
2者間の契約で、半々とするのであればとても簡単なのですが、現実的には作業の分担割合が異なりますし、いろいろな会社が契約に入ってくることがありますので、若干ここでもめることがあります。

しっかりと分配の割合を事前に決めておき、レベニューシェア契約書では後からトラブルにならないように、明確な数字として残しておくことが重要です。
この契約タイプは増えていますので、その内容をしっかりと把握しておきましょう。