サーバの運用及び保守契約書

具体的にどんなことをするのかをはっきりとさせる契約

サーバの運用及び保守契約書というのは、ウエブサイトやインターネット上でのサービスを展開する会社が、サーバーに関するメンテナンスや管理を委託するというタイプの契約です。
オンライン上のサービスを提供するためには、サーバーを持ってそこにシステムを置く必要がありますが、サーバーのメンテナンスや管理は専門的な知識や技術がないと難しいものです。
そのため、多くのサービス提供者は、サーバーの運営ができる業者に業務を依頼するのが一般的となっています。

そこで登場するのがサーバの運用及び保守契約書ということになります。
この契約では、大まかな定義でしかないサーバーの管理やメンテナンスというのは、具体的になにをすることなのかを示して、業務の中身をはっきりとします。
そして、どの程度の頻度でどんな作業をするかを示し、それに対する報酬を明示します。

データ管理の方法や責任の所在をはっきりとさせる

サーバを使って何らかのサービスを行っているのであれば、万が一そのサーバーに障害が出ると大きな損害が出ることもあります。
そのために保守業者を雇っているわけですので、もしサーバーに障害が出た場合の責任の所在をはっきりとさせておく必要があります。
また、自然災害など、保守業者の責任とは言えない不測の事態が生じたときにはどうするかなどもきっちりとしておくことで、様々な面倒から解放されることになります。

サーバー保守者は、運営する企業やサービスを利用している一般の顧客に関するデータを見る機会があります。
また、様々なデーターを取り扱い保存するなどの業務が必要になることもあります。
こうした膨大なデータの管理をどのようにするかということも、サーバの運用及び保守契約書の中ではっきりとさせておくべきこととなります。

その上で、万が一メンテナンス業者のミスで、個人情報が流失してしまった場合や、サーバーに障害が起きてサービスの提供に問題が生じたときに、誰がどのように損害を補償するかを決めて契約書に記しておきます。
障害が生じた場合、損害が膨大なものになることがありますので、こうした記載は重要です。

サービス対応の詳細について

サーバーに関する相談や質問、問い合わせをする際に、どの日時が可能か、どんなサービスを具体的に行えるかをサーバの運用及び保守契約書に記載することも大切です。
24時間対応という場合でも、そのことを記載しておくと良いでしょう。
また、障害が発生した場合に、サービス提供者がどこまでの作業をするのか、もし出張作業などが必要になった場合、どの程度までコストを負担するのかなども記しておくと、いざという時にスムーズに業務を行えます。