契約書がなければ契約自体成立しないもの

中には、契約書を作らない限り「契約」にならないものもあります。
基本的に、契約というものは口頭でしたものでもOKなのですが、中には「契約書を交わすことで、初めて契約が履行される」というものも。では、そういった契約にはどの様なものがあるのかについて、お話をしてみましょう。

●保証契約

まず、契約書がなければ成り立たない契約のひとつが「保証契約」です。
保証契約がどんな契約かについてお話をしてみましょう。
保証契約の種類~保証人のオキテ(http://www.hosho.net/31.html)で詳しく記述されています。

こちらでは「連帯保証人」を例に保証契約についてご紹介しています。
皆さんは「連帯保証人」がなにかをご存知でしょうか。連帯保証人とは、例えば賃貸物件を借りる際に「入居者が賃料を払えなくなってしまったとき、かわりにお金をはらう」という人のことを言います。
この契約なのですが、上記のサイトでもあるとおり、保証契約でいうと「部屋を借りる人と、万が一お金が払えなくなった時に払う人」の契約ではなく、「家主とお金が払えなくなった時に払う人」の契約になります。
考えてみれば、家をかりた人がお金を払えなくなったら、かわりにお金を払う人が支払う先は家主です。
だから、契約も家主と連帯保証人で行われるのは当たり前ですよね。

ここで、上記のサイトでもご紹介されている怖い話が出てきます。
つまり、「家主―契約者」と「家主―連帯保証人」の契約はまったく別物であるということ。
そして、「契約者―連帯保証人」の間には契約がありませんので、連体保証人がどんなに迷惑をかけられようと、保証人は「関係ありません」ということになってしまうということです。
連帯保証人になることが「怖い」とよく言われるのは、こういうことがあるからなのですね。

だから、連帯保証人になる契約というのは「口約束ではなく、書面にしなければ成立しない」ということになっています。これが口約束で成立したらどれだけ恐ろしいかわかりますよね。
これは、契約書というインターバルをおいて、保証人となる人に冷静さを思い出させる為かもしれません。
いずれにせよ、連帯保証人になるときはしっかりと相手をみて、信用に足る人物かどうかを見極めることが必要です。